感性と合理性でつくる、豊かな住空間。インテリアの選び方とは?

インテリア

インテリアは、単なる装飾ではありません。
人生を豊かにする「空間の質」を決める、最も本質的な要素です。

年収2,000万円以上の富裕層の間では、
暮らしの“見せ方”ではなく“感じ方”を重視するインテリア選びが広がっています。

この記事では、「上質な住まいとは何か?」「空間がもたらす安心と喜び」について、
10年以上インテリアに関わってきた視点から紐解いていきます。


暮らしを育む、インテリアという選択

住まいは、暮らしの器。
そしてインテリアは、その器に満たす「質感」や「温度」のようなものだと、私は感じています。

人は、自分らしいライフスタイルをかたちにするために、インテリアにこだわります。
ただ見た目が美しいだけではない、触れたとき、佇んだとき、心の深くに響いてくる“何か”を求めて。


私が思い描く、理想のライフスタイル

改めて、自分にとっての「理想のライフスタイル」を思い描いてみました。

  • 柔らかな朝日とともに、気持ちよく目覚めること
  • パートナーと、丁寧に用意した食事を味わいながら、ゆったりとした時間を過ごすこと
  • 仕事を終えたあと、玄関を開けた瞬間に「帰ってきた」と安心できる空気感
  • 仲の良い友人たちと、心地よい距離感で時間を共有できる空間

どれも、特別なことではありません。
けれど、こうした“当たり前の時間”が心から満たされていることが、
私にとっての豊かさなのだと、最近よく感じます。


インテリアは、感覚だけでは成り立たない

インテリアは、「好き」「おしゃれ」「ときめく」といった感覚的なもので選ばれることが多いものです。
もちろん、それも大切です。心が動くというのは、空間づくりにおいて欠かせない要素です。

けれど、10年以上インテリアの世界に携わってきた中で実感しているのは、
本当に上質な空間には、感覚だけでなく「合理性」も備わっているということ。

家具のサイズ感、素材の質感、機能性、動線、色彩のバランス。
それぞれの要素が数字と構造で裏付けられた上で、はじめて“感動”が生まれるのです。


選び抜いたものだけがつくる、静かで豊かな暮らし

心地よさとは、情報やモノにあふれた空間ではなく、
選び抜かれたアイテムと余白のある空間から生まれます。

インテリアとは、単に「部屋を飾る」ものではなく、
自分の価値観や美意識、そして人生そのものを映し出す鏡のような存在です。

私たちがインテリアを選ぶということは、
単に「モノ」を選んでいるのではなく、「どんな暮らしを送りたいのか」という問いに答えているのだと、私は思っています。


まとめ

上質な暮らしは、上質な空間から育まれます。
インテリアはその入口であり、人生の深さや豊かさに寄り添ってくれるパートナー。

自分にとっての“本当に心地よい暮らし”を、ぜひ一緒に見つけていきませんか?


「理想の空間づくりに役立つアイテム紹介」

Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2025年 2月号[家づくりの選択肢]
理想の住まいを手に入れる方法は、新築やリノベなど多様な選択肢があります。新築は空間構成も素材選びも自由自在、時間をかけてゼロから家づくりができます。リノベーションは元の躯体を受け継ぐため、インテリアから家づくりを考えられます。そんな中、YA...

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