
&Premium特別編集 心地よい、台所。
※本ムックはカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。&Premium特別編集 心地よい、台所。006THOUGHTFUL KITCHEN 2022心地のいい台所、おじゃまします。金子朋子・金子哲也 ア...
はじめに
ダイニングテーブルは、食事はもちろん、家族団らんやちょっとした作業スペースとしても使われる、暮らしの中心的な家具です。
だけどいざ買おうとすると「サイズは?形は?素材は?」と、選ぶ基準がたくさんあって迷ってしまうもの。
この記事では、購入前に最初に確認しておくべきポイントを整理してご紹介します。選ぶときに迷わないための“地図”として、ぜひ参考にしてください。
1. 置くスペースと必要なサイズを確認しよう
まずは、「どこに置くのか」と「何人で使うのか」をハッキリさせましょう。
- 人数の目安:1人あたり幅60cm×奥行40cmが快適なスペース
- 動線の確保:椅子を引いたり、人が通ったりするためには、テーブル周りに60〜90cm程度の余裕が必要です
- 例:4人家族なら、幅120〜140cmの長方形が一般的
⚠️よくある失敗:部屋に入るけど「椅子が引けない」「通れない」というケース
2. テーブルの形はライフスタイルで決める
形によって使い勝手や部屋の印象が大きく変わります。
- 長方形:定番で配置しやすく、家族向けにおすすめ
- 正方形:スペースが限られている一人暮らしや二人暮らしに
- 円形・楕円形:柔らかな印象&会話がしやすい
- 伸長式:来客時だけ広げたい人にぴったり
3. 素材の違いも要チェック!見た目・手入れ・耐久性
素材はインテリアの雰囲気だけでなく、お手入れのしやすさにも影響します。
- 無垢材:温もりがあり、長く使うと味が出る。ただしキズや汚れに注意。
- 突板(つきいた)や化粧板:リーズナブルで軽量。見た目は木っぽくても実は合板。
- ガラス天板:モダンで抜け感が出る。小さなお子さんがいる家庭は注意。
- メラミン樹脂:汚れ・傷に強く、カフェ風スタイルにも◎
4. テーブルとチェアのバランスも忘れずに!
せっかく気に入ったテーブルでも、椅子と合わなければ快適に使えません。
- 高さの目安:テーブル70cm前後、椅子の座面40〜45cm
- アーム付きチェアの場合:肘掛けがテーブル下に入るか要確認
- セット購入 vs 別々に選ぶ:コーディネートに自信がないならセットもアリ
5. 「どんな使い方をしたいか?」をイメージする
最後に一番大事なのが、そのテーブルで何をしたいかを想像すること。
- 食事だけ?勉強や作業も?リモートワーク用?
- 1日何回くらい使う?
- 来客は多い?少ない?
このイメージがしっかりしていれば、選ぶべきサイズ・素材・形が自然と絞れてきます。
おわりに
ダイニングテーブルは、一度買うと何年も付き合う家具。だからこそ、買う前の「確認」がとても大切です。
あなたの暮らしにフィットする一台を見つけて、毎日の時間をもっと心地よいものにしてくださいね。

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