ダイニングチェアの選び方 見た目と座り心地、どっちも大事!

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ダイニングチェア選びのコツ

はじめに

ダイニングチェアは、テーブルと同じくらい大切な家具。食事をする時間はもちろん、読書や作業、くつろぎの時間まで、日々の暮らしの中で使うシーンが多くあります。

でも「見た目」で選んでしまい、あとから「座りにくい」「高さが合わない」と後悔する人も少なくありません。この記事では、見た目と使い心地を両立するダイニングチェア選びのコツをご紹介します。


1. 座り心地をチェックするポイント

見た目は素敵でも、長時間座ると疲れる椅子もあります。以下の点を確認してみましょう。

  • 座面の硬さ:硬すぎず柔らかすぎず、自分にとって心地よいクッション性があるか
  • 背もたれの角度:体に自然にフィットするカーブかどうか
  • 座面の広さ:深く腰をかけられるか、足が安定するか

できれば実店舗で一度「15分以上」座ってみるのが理想です。


2. テーブルとの高さの相性を確認

チェアとテーブルの高さが合わないと、食事や作業がしづらくなります。

  • 一般的に、テーブルと座面の差は27〜30cmが理想的
  • 例:テーブル高さ70cmの場合、椅子の座面高さは40〜43cm程度が快適
  • アーム付きチェアの場合は、肘掛けがテーブル下に収まるかも確認を

3. 素材と張地で雰囲気と手入れが変わる

チェアの素材や張地によって、お部屋の印象も使い勝手も大きく変わります。

  • 木製:ナチュラルで温かみあり。経年変化も楽しめる
  • ファブリック:座り心地◎。色や柄で個性を出せるが、汚れやすい面も
  • レザー(合皮含む):高級感があり、拭き取りも簡単。夏は蒸れやすいことも
  • メッシュやスチール:モダンな印象。軽量で掃除もラク

4. デザインで選ぶときの注意点

見た目を重視したい方も多いですが、以下の点もチェック。

  • 背もたれが高すぎないか:圧迫感が出ないように
  • 重すぎないか:毎日引いたり動かしたりするので、軽さも大事
  • 脚の形状:掃除ロボットが通れる?足をぶつけにくい?

5. チェアは「セット」でなくてもOK

最近は、テーブルと椅子をあえてバラバラで選ぶ“ミックススタイル”も人気。

  • 異素材を組み合わせて、抜け感やアクセントを演出
  • 色味を揃えればテイストが違ってもまとまりやすい
  • デザイン違いのチェアを並べても楽しい

おわりに

ダイニングチェアは、座る人の体型や使い方によって「正解」が変わります。だからこそ、使い心地・高さ・素材・デザインなど、ひとつひとつ丁寧にチェックすることが大切です。

毎日の「座る」を、もっと心地よく。あなたにぴったりの一脚を見つけてくださいね。

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